■ 歯ぎしりと食いしばりと顎関節症

頭蓋骨のゆがみが歯ぎしりと食いしばりの大きな原因です。
片噛みや、頬の筋肉のこわばりである顔のこわぱりも同様です。

顎のずれがあると、上下の歯の接触位置が悪くなり、噛み合わせ不良になり、不正咬合が発症します。 受け口は、その一つです。

例えば、左の眼が下がっていて唇も傾きがあり、左の顔面が縦方向に圧縮されて、正面から見た顔が三日月の形になっている方は、 顎関節の位置も偏りが大きく出ていると言えます。

したがって、上記のような三日月形タイプは、歯ぎしり(睡眠時ブラキシズム) と食いしばりもあり、顔のこわばりも強く出ていることでしょう。


■ 朝起きると顎の筋肉の痛みと疲労感が特徴

体重くらいの荷重が奥歯にかかると言われています。
歯ぎしりは、顎への負担も大きいのです。

睡眠時の顎の周囲の持続的な筋肉の緊張で、あごの痛みや疲労感の症状が起床時に出るのです。

睡眠時ブラキシズムは、浅いノンレム睡眠時に発生することが分かっています。

奥歯を強く噛みしめた時に顎関節を通じてこめかみも動きますから、噛みしめやくいしばり、歯ぎしりを頻繁にしている方は蝶形骨にも負担をかけます。

頭蓋骨の中央部分に位置している、蝶形骨という骨の通称であるこめかみの痛みにつながりやすいのです。

歯ぎしりは、「生体の補正作用により歯をきしませて擦り減らして、体のバランスを取ろうとしている面もある」と思っております。


■ 上下の歯が接触しているのは、1日わずか10分間

1日24時間のうちで上下の臼歯が接触しているのは、食事中の最後の約10分しかないそうです。

必要がないのに歯を噛み続けている状態なのですが、歯ぎしりと行かないまでも、特に緊張した時などに無意識に静かに噛みしめている人もいます。

ただし、歯ぎしりをしていると歯にひびが入ったり、歯が割れてしまったりの危険性がつきまといます。

ナイトガードという、歯ぎしりマウスピースを就寝時に装着しないといけない場合もあります。

咬合神経症とも呼ばれるブラキシズム( Bruxism) は、 歯ぎしり(歯軋り)や噛みしめ等により顎関節への強い負荷がかかり、あごの関節円板の損傷が起こることもあります。

咀嚼筋群の異常緊張が生じたり、歯や歯周組織への炎症や破壊が起きて、歯軋りする人の60%近くが歯周病を併発していると言われています。

いずれにしろ、頭蓋骨が大きくゆがんで歯ぎしりやくいしばりを起こしている場合は、頭のゆがみによる緊張型頭痛に悩まされていることもあります。

やはり、顔の筋肉の緊張から、顔のこわばりや顔のひきつれも発症しているはずです。


■ 顔のゆがみから、歯ぎしりと食いしばりの確認

顔のゆがみを観察すれば、歯ぎしりと食いしばりが発症しているのかわかります。

★ 顎ずれから唇の傾き
★ ほうれい線の深さと角度の左右差
★ 人中の傾き
★ 頬骨のふくらみ

頭蓋骨のゆがみは、食べ物を噛む時に使う骨に付着している咀嚼筋の過緊張やひきつれを招きます。

口を開く時に働く筋肉が動きを制限されていたり、口を開く時に緩む必要がある筋肉が緊張したままになり、口の開きを妨害して開口障害を伴うことがあります。

上部頚椎の矯正により、頭蓋骨のゆがみが改善されれば、顎のずれも正常に近づいて、上下左右の歯の接触も滞りがなくなり、咬合もよくなります。

噛み合わせも正しくなり、不自然な噛みしめや歯ぎしり 対策になるはずです。


■ 「食いしばる癖 アゴに負担」

読売新聞の医療ルネッサンス No.4562 顎関節症 ①/6 「食いしばる癖 アゴに負担」からの引用ですが・・・・・

「残念ながら、確実な治療方法はない」、かって、矯正や外科的な治療法がはやったが、再発や悪化する例も多く、最近は減った。」

「スプリントも効果は不明だ。そこで癖の修正と口を開く訓練を治療の柱にしている。」、とのコメントでした。


■ 顎ずれだけではなく、頭蓋骨歪み矯正が根本治療

「15種23個の骨の集合体である、頭蓋骨のゆがみが正されれば顎のずれも正常に戻り、頬の筋肉の緊張も取れて食いしばる癖や歯ぎしりは自然に軽減します。」・・・これが、十全治療院・院長のコメントです。

★ 耳の穴の少し前に手の指を当てて、顎の動きの左右差を比較すると、
★ 口を開く時と閉じる時の左右のタイミング
★ 左右の移動している距離
★ 顎関節の片方が外へ膨らんで手に膨らみを感じる

これらは、自覚症状がなくとも、食いしばりや歯ぎしりを起こす予備軍であると言えます。

◎ 食いしばりや歯ぎしりに関連している咀嚼筋。

◆ 咬筋---------------口を閉じる時に、下顎を上げる。

◆ 側頭筋-------------口を閉じる時に、強く下顎を引き上げる。

◆ 内側翼突筋--------口を閉じる時に、下顎を上げながら前方へ出す。

◆ 外側翼突筋--------口を開ける時に、顎関節を前方向に引き出す。

◆ 舌骨筋------------口を開ける時に、下顎を下に引っぱる。

※ 咀嚼筋は、三叉神経の領域になります。

口の開閉や舌の動きが滑らかではないため、会話に支障を来すほどのしゃべり難い状態に陥っていることもあります。

唾液の分泌にも顎関節は関連しており、唾液分泌が減少していては、舌の動きが滑らかではないために、益々しゃべり難くなってしまいます。

顎矯正は、食いしばる癖や歯ぎしの対策になる。

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赤色で描いた側頭筋
顎関節の開口障害と痛みのポイント